「神崎刑事と坂井さんの秘密」というのを本気で受け取っている是枝くん、現在進行形(11巻掲載分まで連載が進んだところ)で考えると気になる感じです。蚊帳の外は特に嫌なのかな。誰でも嬉しいものではないですけど。
ここまででも何度も出てきますが、キーボード叩く是枝くんの爪の先がギザギザなのが印象的。
是枝くんの女性観てどうなんでしょうね。藤井寺ちゃんや衣笠管理官への態度見てると特に女性とか関係ない…というか性別問わず対人が苦手という感じですが(てなこと前も書いた気も…)。でもヴァルちゃんと積極的に話したりするあたり、苦手を超えるほどの魅力に突き動かされているのと同時に、根っこでは人を信じている、信じたいと思っている感じが伺えます。こういうところでママとの幸せな記憶を持っていたり、ゴリラくんや坂井さんに救われたりしているバックグラウンドが説得力になるんですね。
そしてそれと対極の答えを返してくるヴァルちゃん。彼女は彼女で無機質に仕立てた生活環境にも、でかく稼げる仕事とそれに付随する人間関係にも、何にも執着していないように見えるけれど、実はタバコがやめられない。そして潔癖なあたりに密かな依存と脆さの気配を感じます。いつか崩れる時がくるんでしょうか。
それにしても釘バット痛すぎる!!!