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2019/10/02 20:44
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2019/09/06 02:21
最終回後、悪い猫についての覚書
2019/08/29 20:29
#206感想
2019/08/25 21:02
#205感想
2019/08/04 20:37

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エントリー一覧

2019年08月の記事は以下のとおりです。

最終回後、悪い猫についての覚書

  • 2019/08/29 20:29

ついに最終回…!!!

の感想の前に私が勝手に疑問に思って勝手にすっきりした笑い猫の件についての覚書です。たいしたこと書いてないですけど。とっちらかってますけど。いつもか。
ここで引っかかってしまって坂井さんと是枝くんの最高のラストを心から味わえなかったんだ!憎い!勝手にすっきりしたのでこれからじっくり味わうとします。
覚書なので読まれたかたがどう思われようと知ったこっちゃありませんが、念の為注意書きを。

■疑問でぐるぐるしている状態をそのまま書いたため誤解されそうですが、公式様を貶す意図は欠片もありません。むしろ、私は自分を先生信者だと思ってます。本音しか言えない先生褒め殺し選手権とかあったら大喜びでエントリーします。体力が持つ限り語れる自信あります。でも気付かないとこでぶん殴ってたらごめんなさい…。
■笑い猫について書いてますが「中学生時代からの苦労が実って本当によかった!これからお幸せに!」と思われているかたにはストレスになるだけだと思うので。読まないほうがいいのでは…と思われます。
■でもそう思ってない人でも全然すっきりしないと断言します。

 

きっかけはおとぎ話です。このあたりからしばらく先走って生まれた色々な疑問点を友人たちと話しましたが、後々納得いく形で描かれたので解決済です。個人の受け取り方があるから自分のことしかわかりませんが、少なくとも私は納得してます。笑い猫に関して以外。

最終章の感想でものすごいがんばって悪い猫がどうにか事件の裏に絡んでないかを妄想をしていたのですが(それ自体は楽しかったです)そういう発想に出たのは一応理由がありました。書いてないことを脳内で膨らませてしまうため国語の成績がいまいち微妙だった私の癖でもあります。そのまんまだな。

蘇芳退治の目的が明らかになるまで、猫ってわかりやすい是枝くんの悪いライバルポジションでいたじゃないですか。世の中にも是枝くんにもひどいことをたくさんしている。それ全部、蘇芳退治につながってるかというとそうじゃない。どう考えても愉快犯だったりすることも多々。

おとぎ話のところを読んで、え、話盛ってない?と思ってしまったわけです。実際、信じるか信じないかは…とか言ってたし。ひどい実害のあったヴァルちゃんと同列にするほど竜二ひどい目にあってるか?いや、そりゃあとんでもない父親だけど、キミ、いじめっ子より正義の味方健太郎くんのが嫌いなタイプのガキだったんでしょ?(メタ視点でこのあたりが描かれた時期とは着地点が変わった可能性が大きいが、猫ママの「痩せちゃって」から考えて整合性は保たれていると思われる)抑圧されてる一般的な子とはちょっと違くない?何より事象とメンタルの関係がとにかく微細に作られているこの作品で、その理由ってちょっとぬるめじゃない?そして明確に蘇芳をバグと言い切ったヴァルちゃんが持つ怒りと同等のものを持っているようには見えない。

真っ直ぐ復讐のために道も踏み外す…と考えるには、そうじゃない要素が散りばめられすぎている。時々描かれるボーダーラインを超えてる姿、ごくたまに覗く他人に見せるためじゃない素顔。食えない人間だという姿も何度も描かれている。飛行機の中とか、赤城さんを追い返したときとか、仮想通貨のときとか。でもはっきりは描かれてないから、どっちにも受け取れる。スカッとする逆転は犯罪者側でいると味わえないと言った是枝くんに対する真顔は「犯罪者でいるのは理由があるのに」と素直にも受け取れるけれど、真っ直ぐに光の道に向かおうとしている正義の味方に対する拒絶反応とも取れる。今見せてる姿をそのまま受け取らせないように描かれているとしか思えない。でもでも私がそういうフィルターで見てるだけ???わからない!!

今までの悪事が技術を蓄積する過程だったとしても許されることではない。反省した是枝くんに対して反省の色はない。でも別に反省もしなくていい。猫が罰せられるのを望んでいるのではない、彼が逃げ切る物語ならそれはそれでいい。ただ、そもそもそれらについて猫自身はどう考えているの?そこが一切出てこない。なんでなの!?

そして最終回。完結というからには、実は…なんていうアフターストーリーがあるとは思えない。猫が悪い猫だったら彼の考えが明確になると思っていたけれど、そうじゃなかった。本当に素直に読めば「中学生時代からの苦労が実って本当によかった!これからお幸せに!」で全然OK。成り立つ解釈。ついでに坂井さんと是枝くんの物語の本筋に、猫が実際どう考えているかはあまり必要がない(是枝くんをストーキングすることは必要)。

でも待って、蘇芳という巨悪を打つためだったとして、過去の犯罪行為を大きな目的の前の些事だと考えているとしたら、それは父親がしてきたこととどう違うのか。それに気付いていない…なんてことはないと思う。だとしたらますます父親と同じなのでは。

気持ちが悪い!全てにおいてどっちにも受け取れる!お前の本心はどこにあるんだ!!あと神崎!お前の狂犬の勘に期待してたのに!!!

…で、ふと思い出した7巻の神崎に目撃された場面。笑い猫が名前の通り笑いを残して消える場面。ヴァルキュリア=戦死者を選ぶもの。笑い猫≒チェシャ猫。あれ…名前の通りじゃね?なりきるのが上手いと描かれている猫、なりきる=自分を消して相手を透かしている?なりきれる猫がヴァルちゃんの怒りになりきっただけ?だから曖昧な印象になっている?もしそうだとしたら、透明人間であることから脱した是枝くんとの大きな対比なのでは?

……などとちょっと飛躍しすぎとも思える考えにまで至ったのですが、もちろん答えなんて書いてないし正解はわからないです。ただ、あ、そうか、多分これは読者によってどちらにも受け取れる姿でいいんだ…読者を透かす猫は本心が描かれないのが最適解なんだ。て納得したわけです。ほら、この飛躍っぷり!でも私はそれがいちばん腑に落ちました。

まあもしかしたら私が深読み読者用に仕込まれた悪い猫トラップに派手に引っかかっただけかもだけど!

てことで、最終回の感想はまた後で書きます。仕事しなきゃなんだ。なんかいっぱい来たんだ…。

#206感想

  • 2019/08/25 21:02

いよいよ次回最終回。最後の最後で3週空きという放置プレイのせいでこのまま最終回を読まなければ永遠に終わらなくて済むのでは…という気持ちになっていました。とはいえ本当に楽しみです!
200回記念の図書カードが届いて嬉しい!!あと坂井ビル(仮)がタピオカ売っていて驚きました。

 

2019年36号 #206 19章24話

神崎よくやった!というか坂井さんがかっこよすぎてむかつきます!(褒めてる。ひさしぶり。位置的に坂井さんから神崎見えてるし、何らかの意思疎通があっての強気な笑顔とは思うんですが。特にそう書かれてるわけではないけど、蘇芳総理拉致からここに至る流れ、本当に運勝負のところがあったのかなあなどと勝手に思いました。

そしてちゃんと二課+サイバー課が揃って登場胸アツです!

前回まで「進化」についてが割とぼやけた感じで書かれてた気がするんですが、ここではっきり語られた坂井さんの論がとてもよかったです…。ひとの数だけ。そして失敗からの前進。全く個人的なことですが自分が日々思うこととも近くて嬉しくなったりも(自分は思ってるだけで何もできてないですけど。

子供達、てことは猫ヴァルの利用も視野に入ってたんでしょうか。実際彼らはデウス開発に関わってるから遠回りに利用されてたと言えなくもない…かな。是枝くん、坂井さんを介さないと直接的に使うのは不可能だったよなあ。

地獄でまた、てところポイントですよね。地獄に落ちろじゃなく、自分も行くってことなんですよね、また会おうって。

ついでに…てとてもヴァルちゃんらしくていいなあ…。

刑事組お咎めなしよかった!そして開発は国内の技術者さん達だったんですね。真鍋さんにしたことと同じようなことをしたということか。そしてそれもまた伏線になっている…。ついつい主役・準主役が突出した才能の持ち主って思いがちだけど、そういう世界観ではないんですよね…もっとリアルに世界は広くて才能あふれる人もたくさんいるんですよね。

オープンソース!なるほど!!世界征服についても、今回のオープンソースの話の前に世界に託して防衛戦になるくだりが入っているために説得力増し増しです。そして「分身」についてこういう形で見せていただけたの、最高でした。坂井さんの過去に残したことがこんな風に実になっている。それこそ先に語った失敗からの前進。テクニカルな部分と成長が是枝くん中心なぶん引いたポジションになるけど、あらためて2人が主役なんだなあとしみじみしました。

是枝くんの考えていたこと、何かもっと根本的に道を違えたりするんだろうか…と勝手に心配になってたので「儲からない」でああああ!確かに是枝くんに課せられているのは子飼いとして利益を生むことだった!!!と思ったりしましたw 是枝くんは全てにおいて自信がついたわけでもなく生活能力は相変わらずで対人も得意じゃないままなんだろうけど、たったひとつそれしかないものに自信が伴って縮こまらずとも前を向けるようになったんだなあ。

ところで開発に税金使ってるものを勝手にオープンソースにして怒られないんでしょうか…?

是枝くんの表情が、また一歩大人になった気がしてたまらないです。感情が4種類くらい絶妙な配分で混ざってる表情描かれるのほんとすごい…すごい…好きです。そして最後の手が…なんかもうたまらなすぎて…頭から米をぶっかけたい気持ちに…。「金なら俺が稼ぐ、お前は俺を楽しませろ」てことですかね、坂井さん。

ここで世界征服まで描かれて、ラストまる1話に何を見せていただけるんでしょう。是枝くんここまでの積み上げたものをどうするか選んだけど、この先是枝くん自身がどうするかはまだわからないからまだどきどきしています。

今現在私にとって累積加算で800億点なんですけど、猫(とヴァル)に希望に類するオプションがつくと5000億点になると思っています。そして公安VS猫のカードがくればいろいろすっきりする気がするんですが、どうだろう…。とりあえずこれだけは言いたい!最終回金髪に戻ってくれ猫!!(そして将来地肌を痛めてハゲろ!

#205感想

  • 2019/08/04 20:37

最終話の校了が終わられたとのことで、後は我々読者の手元に届くのを待つのみなのですね…。ところで次号合併号で読者からしたら1週開くのは仕方ないとして、通常なら1週休載挟まるタイミングなんだけどどうなるんだろう?

 

2019年35号 #205 19章23話

猫は本当に楽しそうだな…。ここにきて坂井さんが語る義憤に由来する動機だけじゃなく「僕らの居場所も」ていう戦う・守る動機が表に出てくるの、説得力あります。

二課よりも早く現着してしまった機動隊他の皆さん。そうですよね…テロリスト扱いなら機動隊来ますよね。あんまり創作物でも荒事慣れしてないのでそういやあったな機動隊…などとおもってしまったわけですが。

最後の一瞬まで抗え…最高かっこいいです。これ、デジタルネイティブな3人じゃなくインターネット以前を知り黎明期を見てきた坂井さんが俯瞰の視点で言うのがすごくいい。

武器がPCのみのテロリスト。発煙筒の煙つき見開きがかっこよすぎて、TLでみんな脳内に同じ曲が流れてたっぽかったのが面白かったです。

この手が欲しかった、てほんとたまらんな!!!

ああ…どんなに仲間が増えていったとしてもこういう局面は最終的に特定の数人で超える以外ない…と思い込んでたのを見事にひっくり返されてしまいました!!しかも巻き込んだのは不特定多数…。こういう発想は欠片もなかったので、なんかもう全私がぎゃふんて言いいました。すごい…本当の意味での集大成。これはある意味での世界征服と言っていいのでは。だいぶスタンドアローンなイメージだけども。

是枝くんが力強く男の顔して立っている…。世界と繋がることと、人を信じることと、これまで得た仲間と、多くの経験とで、是枝一希という輪郭が外から形作られたんだなあ。

坂井さんの親切()で蘇芳総理に筋が通ったかんじがするの、すごく好きです。断崖絶壁で己を語るような泥臭いのはそもそもいらないんだけど、ただのサイコパスな怪人で片付けないあたりのさじ加減が絶妙。

ここで銃!!いやこれ、神崎がしたなにかで助かりますよね!????でも坂井さんを撃つとみせかけてそのまま自分で咥えるのもありなのでは…そんで空砲とか…とか…。そもそも前回弾抜いたのか?ておもったけどあの一瞬でできるものなのか?しかし何故か坂井さんは死ぬ気がしないので!

あくまで私の望む展開になるという予想を貫くと、こっから裏切られたりするのはすごい突き落としだと思うんですが、落ちたところで今の是枝くんはそう簡単に沈没しないと思うんですよね。そのうえでお前の仲間を敵に教えてもらえとか、坂井さんに見えた旅のラストと是枝くんの計画とか、このへんもきれいにピースがはまるのでは…て気がするけど、まあわかりません。(実際は春くらいからだけど)2016年の秋頃に某さんたちとそういう話をしてから気になって気になって気になっている重要な部分なので、是非とも是非とも…最後の1ページまで抗う!(その努力はいらないのでは…

次回病院とかからはじまってまだ目が覚めない…で坂井さんかと思わせといて是枝くんだった、みたいなやつとか…。うん、妄想ですよ。

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